A little bird told me_.

小鳥が私に囁いた_。

ピアノオーディション

今日、ていうかたった今。

卒業式のピアノオーディションしてきました

4人、希望者がいて、

一人は辞退。

一人は最初からあきらめ     

 

最後は二人きりになりました。

kちゃんは、もちろん上手に弾きます。

 

私も、もちろんミスもせず。

 

弾き終わりました。

 

さて、先生。どちらを選ぶの…

 

 

 

「kさんの方がよかったかな。」

 

 

落ちました。

悲しかったです

悔しかったです

 

でも、なにを言おうと結果が覆ることなどありません

 

なので、私は何も言わず

 

「よかったねkちゃん」

「うん。ありがとう!」

 

 

 

これでよかったんです。

 

楽しかった。

 

初めて弾いたときの想い。

一回も間違えずに弾けたとき。

先生に見てもらって注意されるのも。

弾き直して褒められたこと。

 

すべて楽しかった。

 

 

でも私は

合格の前に。

一つ胸が痛くなる想いをしました。

辞退した一人

mちゃん。

その子は私のライバルです。

ピアノも勉強も。

 

その子が、弾きはじめたとき

「上手だな」

と思いました。

でも、サビに近付くに連れてだんだん

間違えてくるようになりました。

そして、サビ前。

 

『ダアアアアアアアアアアアアン!』

 

ピアノの不協和音が鳴り響きました。

mちゃんは泣きながら

「辞退します。」

とだけ言ってランドセルを背負い帰りました。

 

引き止めましたが、ムリでした

音楽室から見える南校舎の階段。

mちゃんは階段に座って泣いていました。

 

 

明日、私はどうしよう___________。

 

 

 

 

 

 

 

 

あなただったら、どうしますか?